2024年10月1日より、東京都の最低賃金が50円引き上げられ、現行の1,113円から1,163円となります。
賃金引上げに活用できる助成金として厚生労働省の「業務改善助成金」をご紹介します。
概要
事業所内の最低賃金を一定額以上引き上げと生産性向上のための設備投資を行った場合に、設備投資等にかかった費用の一部を助成する制度です。
以下の要件を満たす中小企業が対象です
賃金引き上げを実施すること
設備投資や業務改善による生産性向上を図ること
特徴
企業単位ではなく、工場・事務所などそれぞれの事業場ごとに申請が可能です
助成対象となる設備や改善内容には、業務効率化を図るための機械設備の導入や、経営コンサルティング、ITツールの活用による作業自動化、社員教育の強化などが含まれます。
定員7人以上または車両本体価格200万円以下の乗用自動車や貨物自動車も対象です。
PC、スマホ、タブレット等の端末と周辺機器の新規導入も可能です。
助成額
助成率
申請を行う事業場の引き上げ前の事業場内最低賃金によって、助成率が変わります。
申請期限
2024年12月27日
助成金の例
設備投資:200万円
従業員8名
最低賃金を1,113円から1,163円(+50円)に引き上げ
助成上限額:45円コースの160万円
助成率:3/4 150万円
★助成額は1と2の低い方→150万円
詳しい条件や申請手続きの詳細については、以下の厚生労働省公式サイトをご確認ください。
東京都の最低賃金引き上げは避けられない経営課題ですが、業務改善助成金を活用することで、負担を軽減しつつ業務改善と生産性向上を目指すことが可能です。賃金引き上げと効率化を両立するために、ぜひこの助成金制度をご活用ください。。
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